トヨタ ヴィッツの乗り心地は?モデルチェンジごとの進化の軌跡をチェック【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
ヴィッツはトヨタが販売していたハッチバックタイプの乗用車で、個性的なデザインやコンパクトサイズの扱いやすさから高い評価を得た車種です。ヴィッツの乗り心地が気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ヴィッツのスペックや乗り心地についてご紹介します。歴代モデルからの改善点や最新モデルの特徴もあわせて見ていきましょう。
乗りたい車として挙げられることも多いヴィッツは、世界中で販売されてきた人気車種です。ここでは、ヴィッツの特徴を簡単に解説します。
ヴィッツのボディサイズは、全長3,885mm×全幅1,695mm×全高1,500mm~1,530mmです。欧州規格ではBセグメントに該当するコンパクトカーとなります。2014年に大規模なマイナーチェンジが加えられ、エクステリアデザインや走行性能の質感が大きく向上しました。
ヴィッツは以前から「ヤリス」という別名で、グローバル販売されていました。2020年には日本でのヴィッツとしての展開は終了し、世界市場に合わせて「ヤリス」として再デビューしたことで話題になりました。
2014年の大規模マイナーチェンジではエンジンが換装され、走りのクオリティーが大きく改善されました。マイナーチェンジ前は燃費や乗り心地に不満の声も上がっていましたが、エンジンの刷新によりこれまでの評価をくつがえしています。
静粛性や安定性が強化されたことで乗り心地が向上し、燃費が向上したことで減税対象になり経済面の待遇も改善されました。エンジンや燃費にこだわりたい方にも、ヴィッツは有力な選択肢になるでしょう。
ヴィッツは販売開始から20年以上にわたって改良が進められてきました。3代目に至るまでにどのようなモデルが展開されたのでしょうか。中古車市場では旧モデルも販売されていますので、車選びの選択肢を広げるためにも乗り心地や特徴を把握しておきましょう。
初代ヴィッツは1999年に販売開始されたモデルです。前期型と後期型で乗り心地に大きな変化があり、前期型はサスペンションが柔らかすぎたという意見やシートの硬さも相まって居住性に難があったという厳しい評価も見受けられました。
後期型ではこれらの弱点は克服されており、乗り心地は大きく改善されています。さらに、サスペンションの変更によって足回りも一新され、安定性が増しました。しかし、まだ不安定で乗員への負担が大きいとの評価が拭えませんでした。
2代目ヴィッツは、初代モデルの課題だった足回りの安定感アップが図られています。乗り心地は向上していますが、ロングドライブで長時間座ると車体の揺れや振動が気になる方もいるかもしれません。しかし、街乗りでは快適という評価を得ており、全体的な乗り心地は向上しています。
また、新開発のプラットフォームの採用でボディ剛性が上がり、エンジン音やロードノイズへの静粛性も高まっています。シートも進化しており、快適な乗り心地の車へと進化しました。
最終モデルとなった3代目は、ヴィッツの完成形とも言える高品質なコンパクトカーとなりました。旧モデルの反省点を活かしてユーザーの要望を取り入れ、乗り心地はさらに向上しています。ここでは、3代目ヴィッツの乗り心地に関する性能を解説します。
3世代目のエンジンは低燃費の新型エンジンに変更されています。しかし、発売当初においては同じく改良を重ねて性能向上しているライバル車と比較するとネガティブな面が目立ち、ユーザーからは辛口な評価も聞こえました。
厳しい状況に置かれたヴィッツでしたが、2014年の大規模マイナーチェンジで評価が急上昇します。換装されたエンジンは質感が良く、走行性能もライバル車たちに引けを取らないレベルまで向上しました。
エンジンの性能は良好ですが、排気量の小ささから加速性能は並み程度に収まっています。大規模マイナーチェンジで変更されたCVTの特性もあって、アクセルの踏み始めは気持ち良く伸びていき、以降はじっくりと加速していく印象です。
体感的な加速力は同価格帯のライバル車に及ばない部分もありますが、高速道路でも合流に困るようなことはないでしょう。
シートアレンジはできませんが、質感は高くてしっかりとしたシートを備えています。コンパクトカーという規格でありながらも十分な室内空間を確保しており、快適なドライブが楽しめるでしょう。
足元は余裕が大きく、ゆったりとした姿勢で座れる室内となっており、乗り心地の向上に貢献しています。しかし、ハイト系の軽自動車ほどの高さはないため、人によっては頭上に圧迫感を感じるかもしれません。
トヨタ車の長所である静粛性の高さはしっかりと備わっています。エンジンルームからの遮音性を高めることで、低回転でも静かさを維持できます。
ただ、一部条件下では加減速の際に生じる振動が気になるかもしれません。アクセルに急制動をかけた際の振動の大きさが目立つ場合もあるようです。
ヴィッツはガソリン車がベースですが、ハイブリッドモデルもラインナップされています。燃費性能や環境問題を重視する方にとって、気になる存在ではないでしょうか。ヴィッツ ハイブリッドモデルの乗り心地もチェックしていきましょう。
大規模マイナーチェンジを経た新型のハイブリッドモデルは足回りがしっかりしており、ちょうど良い硬さの乗り心地が感じられます。ハイブリッドモデルも以前のモデルは足回りが柔らかすぎると指摘されていましたが、今では多くの方が満足できる仕上がりになりました。
ステアリングの反応も良好で、適度な重さや反動が感じられます。ハイブリッドのメリットである静粛性の高さも備えており、総合的に快適な乗り心地を実現していると言えるでしょう。
ヴィッツ ハイブリッドは、2019年のヤリス統合前にマイナーチェンジが行われており、エクステリアとインテリアに加え、足回りに更なる改良が加えられました。主な変更点は下記の3つです。
これらの改良によりボディ剛性とショック吸収効率が向上し、乗り心地が大きく向上しています。
車の乗り心地を知りたいときは、実際に乗っているオーナーの声を聴くのも有効な手段です。カタログでは分からない使用感や、意外なデメリットが分かることもあります。carview!に投稿された口コミをチェックしてみましょう。
『2017年以降のハイブリッド車は、程よく引き締まった足と抜群の燃費により、楽しく乗れる実用的な足として活躍するでしょう』『一部グレードに装着されている快適温熱シート。これは体の芯から温めてくれるので、冷え性や寒がりの人には嬉しい機能です』『サイズが住んでいる地域にはあっていました。小回りも聞きましたので街乗りには最適です』
『ハンドルを抱えるように座る格好になってしまう運転ポジションは、気になる人は気になるところ』
『とても軽快で走りがいいです。もっと乗っていたいと思うようになるクルマです』『ハンドリングと足回りがしっかりしている。峠のワインディングをスルスルといける』『二日間で約800km程走行しましたが腰が痛くなったり手足がだるくなったりもせず疲れも殆どありませんでした』
『もう少しパワーが欲しい』『タコメーター付いてるだけマシですが、やっぱり見づらいです』『メーターも小さく、文字が細かくてちょっと視認性が悪く感じるかもしれません』
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車内にもち込みたくないからってリヤワイパーに愛犬の排泄物を入れたコンビニ袋……は違反! どう処理すべきかプロの愛犬家に聞いてみた
発売1年で約7万台! ホンダの新型「シビックSUV」高級感&爽快な走りが人気に!「ZR-V」納期短縮ですぐ手に入る!?
スバル『WRX』に「tS」、STIチューンの足回り…米2025年型に設定
6人乗りのレクサスLMが追加! アルヴェルのレクサス版なんて「言えない」中身を開発者から聞き出した
F1、アジアでのレース拡大を目指す? タイや韓国、インドネシアが候補地か
BMWジャパン、初のブランド発信常設型拠点「フロイデ バイ BMW」 東京・麻布台ヒルズに開設
軽EVの日産サクラが一部仕様変更を行って機能装備をアップグレード
スバルが「BRZ」“現行モデル”を生産終了へ! 「新BRZ」がまもなく登場!? 公式サイトで発表
ビニャーレス、コーナーに自信も課題はアプリリアのパワー不足?「Moto3のバイクみたいに曲がるんだけど……」
ベントレーの顔が変わる!これが新ハイブリッド搭載のファーストモデル、4代目『コンチネンタルGT』だ
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.6.1)
4月のSUVセールスランキング、ホンダ・ヴェゼルが初の首位!(一部訂正・24年4月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ